販売士検定は、販売員としての能力を測るために行われる検定です。
販売現場では、商品に対する知識や接客技術も重要ですが、ただ顧客が求めるニーズに対応するだけでなく、商品開発やどういう商品を仕入れたらいいかどうか、あるいは販売方法などを積極的に提案する意識を各人が持つことが求められています。
それを総合的に判定するのが販売士検定で、1~3級の3つのレベルがあります。
このうち3級は「売場の販売員」としての基礎的な知識と技術を問われるもので、問題集等で1ヶ月ほど勉強すれば充分合格が可能です。
デパート・専門店・スーパー等幅広い業種で役立つ資格で、就職にも有利になる場合も少なくないようです。
販売士検定の試験内容である販売技術・販売事務管理・接客マナーなどについて理論的な知識の裏付けがあるので即戦力になりやすいという見方ができます。
また、試験勉強する過程で得た「いい接客をする」「お店を良くしていく」という問題意識を最初から持ち合わせているという点も評価されます。
販売士検定のランクが昇給・昇進などに考慮される会社もあり、そのため受験者も多く、学生の受験者も増える傾向にあります。
流通業界での就職を考えるのなら、その後のスキルアップを目指す上で、3級はおさえておきたい資格です。
★★☆☆☆(やや易しい)
【受験資格】
特にありません。
【試験日】
2月・7月の年間2回。
【受験地】
指定の場所。
【試験内容】
筆記試験:常識・販売技術・商品知識・販売事務管理・接客マナー
【受験料】
4,000円
【問い合せ先】
日本商工会議所