手話技能検定は、手話の技能がどれぐらいなのかを測る検定試験です。
視覚・言語障害者は国内に30万人以上いると言われており、これらの人たちに快適なサービスを提供するためには、手話の能力は必須であるといえます。
福祉サービスに従事する人はもちろんのこと、公務員、病院事務、販売員など人と多く接する職業においては、手話ができることに対する評価は大きいものとなります。
就職活動においても有利になる可能性が高いでしょう。
手話技能検定のレベルとしては、1級・準1級・2級・準2級の4段階の上位レベルに続いて、3~7級の5段階のレベルがあり、全体で9段階とかなり細かく分かれています。
準2級以下は、誰でも受験が可能です。
手話技能検定協会の公式サイトによる「学習期間」によると、2カ月の勉強なら6級あたりが狙えますが、「学習時間」から考えると、2ヶ月でも80時間程度の勉強時間ふがとれるのなら4級あたりに挑戦してみてもいいと思います。
手話を活用する福祉関係への就職を考える場合、2級以上を取得しておきたいところです。
【難易度】
★★★☆☆(普通)
【受験資格】
準2級以下については、特に制限はありません。
【試験日】
3月・7月・11月
【受験地】
級・試験月によって異なります。
概ね、全国5~8ヶ所。
【試験内容】
4級:学習期間1年(80時間)程度
単語数500 程度、例文数100 程度
お店や窓口で簡単な接客の会話や日付や時刻、金額など数字の入った表現ができる。
5級:学習期間6ヶ月(40時間)程度
単語数200 程度、例文数30 程度
あいさつ、自己紹介、趣味について相手に尋ねたり答えたりすることができる。
6級:学習期間3ヶ月(24時間)程度
単語数100 程度、動きのある指文字・数字
簡単なあいさつができる、濁音や半濁音・長音・拗音などを含む指文字、千の位までの数字、日常よく使われる単語について表現・読み取りができる。
7級:学習期間1ヶ月(8時間)程度
動きのない指文字
指文字(五十音)の基本形を覚え、ゆっくり表現し、読み取ることができる。ただし濁音、半濁音など動きのあるものは含まない。
【受験料】
5,000円
【問い合せ先】
NPO 手話技能検定協会