DCプランナーは、年金・退職金やその投資についてのエキスパートです。
新しい企業年金制度の円滑な導入をバックアップし、適切な情報提供・アドバイスができる人材の育成を目的として設立された資格です。
DCプランナーのDCとは新しい企業年金の代表的な制度である「確定拠出年金」(Defined Contribution Plan)のことですが、確定拠出年金だけでなく、年金制度全般にわたる専門的な知識に加え、投資やライフプランに関する知識も必要とされます。
金融機関職員、企業の経営者・福利厚生担当者など、新制度についての知識が不可欠な人をはじめ、自らの年金・資産をより有利に運用したいと考えている人にとっても、知識を体系的に身につけることのできるという意味で有効な能力判定試験となっています。
レベルは1級から3級まであり、2・3級は誰でも受験できます。
入門資格である3級から受けてもいいのですが、2級でも1~2ヶ月の勉強で取得が可能です。
DCプランナーは、FP技能検定とよく比較されます。
試験範囲はライフプランニング、公的年金、社会保険、金融資産運用など重複するところがかなりありますが、FP技能検定2級は幅広い知識が求められるのに対し、DCプランナーは年金に特化した資格なので、年金についてはかなり深く掘り下げた知識が問われます。
ただ、勉強する範囲がFP技能検定よりは狭いので、同じ級ならDCプランナーの方が短期間の準備で取得できます。
【難易度】
★★★☆☆(普通)
【受験資格】
2・3級:特に制限はありません。
【試験日】
9月
【受験地】
全国各地
【試験内容】
2・3級:
A分野:わが国の年金制度・退職給付制度
B分野:確定拠出年金制度
C分野:投資に関する知識
D分野:ライフプランニングとリタイアメントプランニング
【受験料】
2級:6,300円
3級:4,200円
【問い合せ先】
一般社団法人 金融財政事情研究会