衛生管理者は、職場の労働衛生管理を行います。
主な業務としては、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理及び健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などがあげられます。
パートやアルバイトを含め、常時50人以上の人が働く職場では、労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を置かなければなりません。
衛生管理者は、第一種と第二種があり、第二種は有害業務と関連の薄い情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など特定の業種に限られますが、第一種は有毒業務を含む全業種を担当できるので、ニーズが多く、受験者数も多くなっています。
ただ、その分試験も難しくなるので、まずは第二種を取得してから、第一種の取得をめざすのがいいでしょう。

受験資格に記載のある「労働衛生の実務」については、それほど厳密なものではなく、健康診断の手配や職場の生理整頓・掃除なども含まれます。
したがって、必要な実務年数分だけ企業の労務関係の部署に在籍していれば、受験資格としての実務経験を満たすことができるのが一般的です。

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【難易度】
★☆☆☆☆(易しい)

【受験資格】
1.学校教育法による大学・短期大学、又は高等専門学校を卒業した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
2.大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与された者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
この他にも多数の受験資格があるので、「安全衛生技術試験協会」のサイトを確認してください。

【試験日】
毎月(1~4回で、センターによって異なる)

【受験地】
全国7ブロックの安全衛生技術センター

【試験内容】
1. 労働衛生
2. 労働生理
3. 関係法令

【受験料】
6,800円

【問い合せ先】
公益財団法人 安全衛生技術試験協会
全国7ブロックの安全衛生技術センター