ビル経営管理士は、賃貸オフィスに関する専門的な知識を有し、ビル経営管理のエキスパートであることを認定する公的資格です。
不動産特定共同事業法の「業務管理者」の要件として位置づけられている他、総合不動産投資顧問業登録に必要な資格に指定されており、ニーズは高まりつつあります。
サラリーマンでもアパート・マンション投資を行っている人は少なくなく、不動産投資への関心が高まる中、ビル経営管理士の活躍の場は今後広がっていくと考えられます。
すでに不動産投資を行っている人が確かな知識を身につけるために取得するにしても意義のある資格といえるでしょう。
2013年度の受験者数は600人ということで、他の人気資格に比べてまだ多いとはいえませんが、近年は金融業界の受験者も増えており、不動産業界だけでなく金融業界においても就職に有利な資格となりつつあります。
試験合格後、一定の実務経験を満たすことによって、「ビル経営管理士」として登録することができ、登録までの有効期間は試験合格後5年となっています。
その後は5年ごとに登録を更新します。
【難易度】
★★★☆☆(普通)
【受験資格】
特に制限はありません。
【試験日】
12月
【受験地】
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
【試験内容】
1.賃貸ビルの企画・立案に関する知識
2.賃貸ビルの賃貸営業に関する知識
3.賃貸ビルの管理・運営に関する知識
【受験料】
31,500円
【問い合せ先】
一般財団法人 日本ビルヂング経営センター