電波は現代社会の生活に欠かせないものとなっていますが、ルールにしたがって使用する必要があり、電波を使う無線設備は「無線技士」の国家資格持っている人でないと操作できないことが法律で定められています。
「無線技士」は航空無線やアマチュア無線などの電波を取り扱う資格で、電波の種類別に23種類に分類されています。
これらの資格の中では、「特殊無線技士」の「陸上第3級」と「海上第3級」が簡単に取れるお勧めの資格です。
陸上第3級は、パトカー、タクシー、鉄道などの無線設備を扱うことができるので、タクシーやバスの運転手など運輸関係の仕事に役立ちます。
海上第3級は、漁船やクルーザーなどの無線設備を扱うことができ、漁船に乗って働く人にとってはなくてはならない資格です。
「陸上第3級」と「海上第3級」は試験を受けて取ることもできますが、日本無線協会が行っている講習を受け、修了後に簡単なテストを受けて合格することによって取得することができます。
講習は6~7時間、1日だけで修了できますが、試験による取得の場合にかかる受験料の他に講習料がかかります。
資格試験の合格率は6~7割と高いので、講習料を節約したい人は試験を受けて取得を目指してもいいでしょう。
1カ月程度の勉強で取得が可能です。
【難易度】
★★★☆☆(普通)
【受験資格】
特に制限はありません。
【試験日】
2月・6月・12月
【受験地】
札幌、先代、東京、長野、名古屋、金沢、大阪、広島、松山、熊本、那覇
【受験料】
陸上特殊3級:5,150円
海上特殊3級:5,150円
航空特殊:5,450円
講習を受講する場合、別途20,000円程度の受講料が必要となります。
【問い合せ先】
財団法人 日本無線協会