発生した取引を貸方・借方に分類し、それを順番に記帳し、期間ごとにまとめて決算するのが簿記の業務です。
取引先の財務状況を財務諸表からと読みとり、今後の取引の指標とするなど、簿記の知識は幅広いビジネスシーンで利用できます。
簿記の仕組みを知るとビジネスの上で大切な金の出入りの仕組みを理解することができるので、簿記はあらゆる業界・業種において必須の知識であるともいえます。

レベルとしては1級から4級まであり、ビジネスに役立てるには1・2級の取得が必要になりますが、まずは入門編の4級かその上の3級から挑戦してみるといいでしょう。
3級は毎年20万人以上の受験者がおり、3級から受けるのが一般的であるようです。
4級の受験者は2000人ほどと少なく、あまり一般的な試験とはいえませんが、小規模店舗の経理などに役立ちます。
簿記未経験の人にはこれだけでもかなりの収穫があるといえますが、挑戦するからには3級は取得しておきたいところです。
1級を取得すると税理士試験の受験資格も得られるため、日商簿記検定は多くの人がレベルアップをめざして受験する人気試験となっています。

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【難易度】
★★★☆☆(普通)

【受験資格】
特に制限はありません。

【試験日】
6月・11月・2月の日曜日

【受験地】
全国各地の商工会議所が指定する会場

【試験内容】
4級:商業簿記
勘定科目に仕分けでき、複式簿記の仕組みを理解している。

3級:商業簿記
商業簿記の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できる。

【受験料】
4級:600円
3級:2,500円

【問い合せ先】
各地の商工会議所