福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者にとって住みやすい住環境を提案したり、アドバイスしたりするのが仕事です。
福祉住環境コーディネーター検定試験は、福祉住環境コーディネーターが活動する上で必要になる医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を測る検定です。
高齢化社会の到来によって、今後、高齢者対応住宅の新築はもちろんのこと、既存住宅の改修・建て替えなどもニーズが高まっていくものと思われます。
福祉施策、介護サービス、介護保険制度などの確実な知識をもとに、専門の設計者へのアドバイス、福祉用具や介護用品等の選択も行い、案件自体をリードしていく場合もあります。
専門の設計者が必ずしも介護に精通しているとはいえない場合、一般的な基準に従って手摺等を設けても、それが実際にそこに住む方にとって本当に有効なものなのか、あるいはもっといい選択肢があるのではないかなど、福祉住環境コーディネーターの活躍する場は少なくありません。
1級から3級までの3段階のレベルがあり、3級を持っていても就職に有利になるとはいえませんが、最上位の1級になると有利になるのはもちろんのこと、住宅の新築・改修だけでなく、福祉を中心としたまちづくりなどへ参画できる機会があるかもしれません。
3級を跳びこしての2級からの受験も可能ですが、1級を受験するためには、2級に合格していることが必要です。
★★☆☆☆(やや易しい)
【受験資格】
制限はありません。
【試験日】
7月・10月
【受験地】
指定の場所。
【試験内容】
3級:福祉と住環境の関連分野の基礎的な知識
【受験料】
3級:4,200円
【問い合せ先】
福祉住環境コーディネーター協会