知的財産管理技能検定は、発明や商品デザイン、商標、著作権についての法律知識や実務能力を問う試験です。
2004年に「知的財産検定」としてスタートし、社会的に必要性が高まったことによって、2008年より「知的財産管理技能検定」に移行しました。
この資格を取得することによって付与される「知的財産管理技能士」は、企業や団体において、技術やブランド、著作権の保護や契約に関する業務上の問題の発見・解決を行います。
権利関係のトラブルを防止する上で重要な業務となっていますが、近年のネットの発達などにより、さらに問題が複雑化する場合も多く、その重要性が増しています。
レベルは1~3級があり、最上位の1級では知的財産に関する高度な知識が要求され、就職にも有利になる場合が多いのですが、なかなかの難関です。
まずは入門資格の3級から取得してレベルアップをめざします。
試験には学科と実技がありますが、3級なら短期間の勉強で取得が可能です。
知的財産管理技能検定3級の合格者には「三級知的財産管理技能士(管理業務)」の国家資格が付与されます。
合格すれば国家資格が取得できるので、近年では人気も高まり、受験者も増加傾向にあるようです。
【難易度】
★★★☆☆(普通)
【受験資格】
3級:特に制限はありません。
【試験日】
3月・7月・11月
【受験地】
北海道、宮城、東京、石川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡
【試験内容】
3級:学科及び実技試験
ブランド保護、技術保護、コンテンツ保護、デザイン保護、契約、エンフォースメント、関連法規
【受験料】
3級:学科・実技試験 各5,500円
【問い合せ先】
一般社団法人 知的財産教育協会 検定運営事務局