建設業経理事務士は、建設業の経理事務、すなわち会計を扱うのが業務です。
同様の会計の簿記としては商業簿記や製造業の工業簿記などがありますが、一つの工事において、受注から完成までの期間が長い建設業の会計はやや複雑な面があります。
その経理事務を処理するスキルを認定するのが建設業経理事務士試験です。

レベルとしては1級から4級まであり、最上位の1級は、財務諸表の作成及びそれに基づく経営分析が行える納涼が要求されるため、かなりの難関資格です。
就職の際に有利にするには2級以上が必要ですが、まずは入門資格の4級、基本的な実務が行えるレベルの3級の取得をめざします。
商業簿記の資格を持っている人や簿記の経験のある人は3級から挑戦してもいいでしょう。

ゼネコン汚職の問題などで、経理の健全性が社会的に問われることになり、企業を点数制で客観的に評価する制度になりました。
2級以上の建設業経理事務士の人数も会社評価の際に点数として考慮されるようになっているため、そのニーズは高まっています。
建設業経理事務士の簿記のレベルとしては商業簿記とほぼ同等といわれています。

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【難易度】
★★☆☆☆(やや易しい)

【受験資格】
特に制限はありません。
ただし、2・3級の特別研修は受講資格の制限があります。

【試験日】
3月の第2日曜日

【受験地】
全国の主要都市

【試験内容】
4級:簿記の仕組み
3級:建設業の簿記・原価計算

【受験料】
4級:4,100円
3級:5,100円

【問い合せ先】
財団法人 建設業振興基金