自然や歴史、文化など、地域で受け継がれてきた貴重な財産を活かし、かつ国際的な動向を踏まえつつ、自然と伝統が共存した美しいまちづくりを実践する技術者が「ビオトープ管理士」です。
具体的には、都市や地域の植物、小動物、昆虫、鳥、魚などが共存できる生物生息空間の保全、復元、創出につとめる活動・業務に携わります。

ビオトープ事業を行っている企業が環境省に入札する時、ビオトープ管理士の数を記載するようになり、これによって環境関係の企業への就職の場合、ビオトープ管理士の資格を持っていることが有利になる可能性が高くなりました。
環境問題に興味があって、この方面の仕事に就きたいと考えている人にはぜひ取っておきたい資格です。

ビオトープ管理士には、計画管理士と施工管理士があり、計画管理士はプランナーとして計画を行い、施工管理士はエンジニアとして実際の施工に携わります。
試験内容も違ってくるので、詳しくは日本生態系協会のサイトを確認します。
レベルには1級と2級があり、確実に就職に活かすためには1級の取得が必要ですが、まずは1ヶ月の勉強で取得が狙える2級がおすすめです。

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【難易度】
★★☆☆☆(やや易しい)

【受験資格】
特に制限はありません。

【試験日】
9月

【受験地】
札幌、盛岡、仙台、東京、長野、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、徳島、福岡、鹿児島

【試験内容】
2級:
[共通科目]
1.生態学(生態系における野生生物等の構成要素及び機能に関する事項)
2.ビオトープ論(ビオトープの理念に関する事項)
3.環境関連法(自然環境及び野生動物の保護等に関する法制度)
[専門科目]
土地利用計画または土地・造園

【受験料】
2級:8,000円

【問い合せ先】
公益財団法人 日本生態系協会 ビオトープ管理士係